地理空間情報技術で自治体、企業にイノベーションを。地域社会の新たな未来を切り拓くカナエジオマチックス

技術紹介

防災情報プラットフォーム

  災害情報には様々な被害情報や避難情報などがあり、それらの伝達処理をプログラミングによってコード化することは非常に手間のかかる作業になります。弊社はこの災害情報の生成・伝達・処理にかかる開発効率を大幅に向上させました。具体的には、被害の状況や性質をXMLスキーマで定義したのち、データバインディングという技術を用いてJavaクラスを自動生成し、これら災害情報を登録するPRC方式のWebサービス(SOAP)も、Javaクラスを用いて自動生成する仕組みを用いています。さらにXMLで定義した効果として、災害情報に普遍的な情報価値を与え、大学や報道機関など、様々な二次利用者が多目的に利用することができるようになります。この手法によって構築したWebサービスが、実際に県の防災情報プラットフォームとして稼働しています。

防災情報プラットフォーム構築のポイント

  1. データバインディングを使用した災害・防災クラスの実装

  データベースに格納できれば良い、ブラウザに表示できれば良いという設計思想のもと構築したシステムでは、データはソフトウェアに強く依存し、データ単体では意味を持ちません。災害・防災情報のように永続的且つ再利用価値があるデータは、災害・防災情報として意味をもち、しかも自律したデータでなければなりません。
  弊社はXMLスキーマによって人間からもコンピュータからも解釈でき、いつでもどこでも再利用可能なデータとして存在するよう意味定義しています。その利用形態の一つとして、データバインディングという手法を用いて、XMLスキーマからJavaプログラムを自動生成しています。

  2. PRC方式Webサービスを使用した災害・防災登録・公開サービスの実装

  災害・防災情報は、本業務にとどまらず関係業務で扱うシステム(例えば道路情報システム、要援護者支援システムや罹災証明システム等)において再利用できる横断的なデータです。行政事務を全体を円滑に進めるため、災害・防災情報のシステム間連携も視野に入れておくべきと考えます。
  そこで、災害、防災情報の登録・公開用サービス・インターフェースを定義して、他のアプリケーション、例えば大学や報道機関などの外部機関等とのデータ連携を想定した設計・構築を行いました。
  前述したデータバインディングによって生成したJavaクラスをベースにWSDLというサービス定義を自動生成し、さらにサービスの実装を自動で行っています。

 

  

  3.マルチスレッドによる災害・防止情報公開サーバ群への同時配信

  防災情報プラットフォームは関係機関から収集した防災・災害情報を自らのデータベースに永続化したのち、DMZ領域に設置されている公開用サービスに情報を配信する仕組みをとっています。3台の目的別公開サーバは、Stand-By構成によって計6台存在しています。これらに対してマルチスレッドで同時に、同期を図り配信することで、サーバ間におけるデータの整合性を保つことができます。

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